設立5周年記念講演・シンポジウムのご案内

「上田・生と死を考える会」設立 5周年記念講演会・シンポジウム

「地域でいのちを支える<いのちのケア>を考える」(趣旨文)

上田・生と死を考える会 代表 小高康正

 

私たち「上田・生と死を考える会」の活動は、平成26年度の上田市「わがまち魅力アップ応援事業」に採択され、<住み慣れた町で安心して、最期まで生きることができる>ように、地域でいのちを支えるためには何が大切かを考えてきました。


この課題に取り組むために、まず私たちが暮らす地域でいのちを支えるための「地域の課題(ニーズ)」がどこにあるかというアンケート調査を行い、多くの市民のみなさんの多様な声を集めることができました。


これらをふまえ、地域の課題の共有、そして解決を話し合うシンポジウムの開催をし、最後に、私たちの町の<いのちのケア>」の仕組みづくりのための方向性を探っていきたいと考えています。


<いのちのケア>とは、「ホスピス・ケア」と同様に、医療面の「緩和ケア」だけでなく、福祉面もふくめた、一人ひとりのQOL(生命・生活の質)の全体を高めるケアのあり方を意味しています。


 シンポジウムに先立ち、この方面で、現在日本で最も先進的な取り組みをしている、<ケアタウン小平>の山崎章朗医師をお迎えした講演会を開きます。


 その後、地元の医療、福祉の分野で実践的に取り組んでいる第一線で活躍している井益雄医師と櫻井記子氏をまじえて、それぞれの現場で直面している課題とその先に見えているものを話し合うシンポジウムを持ち、「アンケート調査」で頂いた市民の声、地元での実践的な取り組みなど、私たち自身の足元から、さらには広く全国的な視野から<いのちのケア>のあり方を考えていきたいと思います。


 シンポジウム全体をコーディネータという立場からまとめて頂くのは、全国各地で、「米沢ゼミ」を開催しながら、<いのちのケア>のあり方を考える活動をしている米沢慧氏(評論家)です。


私たちの町を地元の力でお互いの<いのちを支え合う>ために何が必要かをみなさんと一緒に考えたいと思います。