ご挨拶

遠藤謙二 
上田・生と死を考える会代表

 

 

 私は、平成31年4月より、初代代表の小高康正氏の後任として代表に選出された遠藤謙二です。会を代表して、上田生と死を考える会のご紹介をしたいと思います。

 会の誕生のきっかけは小高前代表の長野大学における「いま、生と死を考える」講座(平成12年)でした。その後平成19年より開始した「地域で生と死を考える・学習会」(月1回定例)を事前活動として、平成21年6月7日のA・デーケン氏を迎えての設立シンポジウム(300人参加)を設立記念日として正式に発足しています。

 会はA・デーケン氏が提唱する「死の準備教育」に賛同し、上田地域において、生と死について様々な角度から学ぶことを通じて、共に生と死を支えることができる豊かないのちを育む町づくりを目指しています。

 具体的活動の柱は3つです。死の準備教育の普及、ホスピスの普及・啓蒙、死別の悲しみの支え合いです。ホスピスの普及・啓蒙については、単にホスピスを普及するということではなく、本人を中心として満足できる死のために、人生会議の推進、尊厳ある看取り、緩和ケアの充実があります。また、いのちの尊厳を守るという意味で、自殺予防も含まれています。

 超高齢社会となった現代ほど、どう生きるのか、死をどう考え、理想的または尊厳ある死を迎えるかが問われている時代はありません。上田地域で生と死について真摯に考え、一緒に活動できる仲間を募集しています。多くの方の入会をお待ちしております。